一般には「須磨寺」の名で知られています。淳和天皇のころ(823~833年)に漁師が和田岬の沖で聖観音像を引き揚げ、会下山の北峯寺に安置していたのを、886(仁和2)年に聞鏡上人(もんきょうしょうにん)が須磨の地に移したのが始まりとされています。本堂内の室町期の宮殿・仏壇や、木造の十一面観音立像など重要文化財も多く、平敦盛遺愛の「青葉の笛」や弁慶の鐘、さらに敦盛首塚など、多数の重宝や史跡があります。境内には子規、芭蕉、山本周五郎などの文学碑が点在しています。毎月20日、21日の“お大師さん”には参道に屋台が出て参詣者でにぎわいます。